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株式会社レジンテクニカは名古屋市を中心に塗床工事、段差解消工事、床面研削・研磨工事を行っています。
工場や倉庫、店舗、住宅など、建物の種類を問わず、その用途に応じて最適な塗料、工法をご提案いたします。
As flooring construction professionals, we meet our customers' expectations.
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2025.12.02
厨房床の剥がれ、原因は塗料よりも“下地”...
厨房の床がいつの間にか剥がれてしまい、清掃がしづらくなったり、滑りやすくなったりして困った経験はありませんか。特に食品工場や飲食店では、衛生管理の観点からも床の状態は重要です。しかし、塗り直してもすぐにまた剥がれてしまうと感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、厨房床の剥がれの原因は塗料の選び方だけでなく、その「下地処理」にあることが少なくありません。どんなに高性能な塗料を使っても、下地の状態が悪ければ、すぐに不具合が起きてしまいます。
この記事では、厨房床が剥がれる主な原因や環境的要因、適した塗料や施工方法について解説しながら、失敗を防ぐために知っておきたいポイントをご紹介していきます。床の不具合に悩む設備担当の方にとって、実用的な内容となるよう心がけています。ぜひ最後までご覧ください。
■ 厨房床が剥がれる原因とは?
厨房床の剥がれには、いくつかの要因が重なっているケースが多く見られます。表面的には塗料の劣化が原因のように見えても、実際には下地の状態や使用環境など、目に見えにくい部分に問題が潜んでいることがあります。ここでは、剥がれにつながる代表的な原因を整理して解説します。
- 下地の状態が影響する理由
厨房床の仕上げにどんなに優れた塗料を使っても、下地が適切に処理されていなければ、塗膜が定着せず、早期に浮きや剥がれが生じます。特に、古い塗膜が残っていたり、下地のコンクリートが十分に乾いていなかったりすると、塗料との密着性が著しく低下します。また、下地にひび割れや欠けがある場合も、そこから水分や汚れが侵入し、劣化を早める原因になります。
- 塗料の選定ミスが引き起こす剥がれ
厨房には、耐熱水性や防水性、滑りにくさ、抗菌性など、さまざまな性能が求められます。これらに対応できない塗料を使用した場合、使用環境に塗膜が耐えきれずに、ひび割れや剥がれを起こすことがあります。また、塗料が硬化する前に湿気が多い場所で使用された場合も、定着不良につながりやすくなります。現場の条件に合わせて、塗料の種類や工法を慎重に選定することが大切です。
- 使用環境と日常の影響
厨房では水や熱湯、油分、洗剤などが頻繁に床に触れるため、一般的な床材よりも劣化しやすい環境にあります。さらに、人の往来やカート・台車の通行による衝撃も加わることで、日々床に負担が蓄積します。清掃の際に使用する強めの洗剤が塗膜を傷めることもあり、こうした日常的な使用環境そのものが床の耐久性に影響を及ぼします。
■ 厨房床の剥がれが起きやすい状況
厨房の床は、常に過酷な環境下にさらされています。そのため、剥がれが起きやすい条件がいくつも重なっていることが少なくありません。ここでは、厨房床に剥がれが生じやすい典型的なシーンや原因について、具体的に見ていきましょう。
- 水や熱による劣化
厨房では、調理や清掃のために大量の水や熱湯が日常的に使用されます。床面にこれらが直接触れると、塗膜の膨れやはがれが発生しやすくなります。特に、耐熱水性のない塗料が使われていた場合、高温の液体によって短期間で劣化が進行します。繰り返し熱と水が加わることによる膨張と収縮のサイクルも、塗膜に負担をかける要因となります。
- 油分や洗剤の浸透
揚げ物調理や油を使用した作業が多い厨房では、床に落ちた油が少しずつ浸透し、塗膜と下地の密着を弱める原因となります。また、油汚れを落とすために使う洗剤が強すぎると、塗料自体を劣化させることもあります。防滑性の高い塗料が使われていても、これらの影響で性能が低下し、滑りやすくなったり剥がれやすくなったりすることがあります。
- 頻繁な通行と衝撃負荷
厨房では、人の行き来が多く、台車やカートの走行も日常的です。これらの移動による物理的な摩耗や衝撃は、塗膜を徐々に傷つけ、結果として剥がれやすくなる原因になります。さらに、重い機器を引きずったり、床に落としたりすることもあり、こうした衝撃も床面にダメージを与えます。十分な耐摩耗性を備えていない床材では、こうした動きに長期間耐えることが難しくなります。
■ 塗料だけでは防げない?厨房床の下地処理の重要性
床の剥がれに対して、塗料の性能だけで対応しようとすると、根本的な解決にならないことがあります。実際には、塗装前の下地処理が不十分であったために、どれだけ高性能な塗料を使ってもすぐに剥がれてしまうケースが多く見受けられます。この章では、厨房床における下地処理の重要性について詳しく解説します。
- 下地の乾燥不足が引き起こすトラブル
コンクリート下地が十分に乾燥していない状態で塗装を行うと、塗膜が浮いたり剥がれたりしやすくなります。厨房のように湿度の高い場所では、下地の水分が残りやすく、乾燥時間の見極めが重要です。見た目だけでは判断しづらいため、施工時には機器を使って正確に水分量を確認する必要があります。この工程を省略したり甘く見たりすると、後々の不具合につながります。
- コンクリートのひび割れや段差の放置
古い厨房床では、下地となるコンクリートに微細なひび割れや段差ができていることがあります。これらを放置したまま塗装をしても、塗膜がきちんと密着せず、すぐに割れてしまうことがあります。わずかな段差でも、塗料の厚みにムラができ、施工不良の原因になります。施工前に下地の状態を丁寧に確認し、必要な補修や段差解消を行うことが重要です。
- 適切な研磨・斫り作業の必要性
古い塗膜や汚れ、油分が残っている状態で塗装を行うと、新しい塗料がうまく定着しません。そのため、塗装前には下地を機械で研磨・斫り(はつり)して、表面をきれいに整える作業が欠かせません。とくに厨房の床は油や洗剤が染み込みやすいため、高性能な研磨機によるしっかりとした下地処理が求められます。この処理を丁寧に行うことで、塗膜の密着性が高まり、剥がれにくい床に仕上がります。
■ 厨房に適した床材・塗料の選び方
厨房の床は常に高温多湿な環境にさらされ、衛生管理や安全性も求められる場所です。そのため、使用する床材や塗料は、見た目や価格だけでなく、使用環境に合った性能を持っているかを基準に選ぶ必要があります。ここでは、厨房に適した床材と塗料の選定ポイントを紹介します。
- 耐熱水性と防水性に優れた水性硬質ウレタン
厨房床に求められる性能の一つが、熱湯や洗浄水に長時間さらされても劣化しにくいことです。水性硬質ウレタンは無臭でありながら、耐熱水性と防水性に優れた塗料として知られています。耐久性が高く、熱にも強いため、日々の清掃や高温の調理作業が行われる厨房でも安定した塗膜を維持できます。また、水性であるため施工中の臭気も抑えられ、食品を扱う現場でも安心して使用できます。
- 抗菌性・防滑性などの衛生対策機能
厨房では衛生面の配慮が欠かせません。耐菌性のある塗料を選ぶことで、床表面での菌の繁殖を抑え、清潔な環境を維持しやすくなります。また、水や油による転倒を防ぐためには、防滑性も重要です。専用の骨材を混ぜ込んだ滑りにくい塗床材は、滑りによる事故防止にもつながります。これらの機能を備えた床材を選ぶことで、従業員の安全と衛生環境の両立が図れます。
- 施工後の清掃性・メンテナンスのしやすさ
毎日使われる厨房床では、汚れが蓄積しにくく、簡単に清掃できることも重要です。表面が平滑すぎると水がたまりやすく、逆に凹凸が多すぎると汚れが残りやすくなります。そのため、厨房の使用状況に応じた適度な表面仕上げが必要です。また、定期的なメンテナンスや補修のしやすさも考慮して、再施工がしやすい塗料や工法を選ぶことが、長期的なコスト削減にもつながります。
■ 厨房床の補修・改修のタイミング
厨房床の剥がれは、早期に対応すれば補修の範囲も小さく済みますが、放置すると広範囲にわたって劣化が進行し、大規模な改修が必要になることもあります。衛生面や作業効率の低下を防ぐためにも、適切なタイミングでの補修や改修が大切です。ここでは、その見極め方についてご紹介します。
- 剥がれや浮きの初期症状を見逃さない
床の塗膜が部分的に浮いていたり、靴底に引っかかるような感触があったりする場合は、剥がれの前兆かもしれません。また、清掃中に水がしみ込むような様子が見られると、塗膜が機能していない可能性があります。こうした初期症状を見逃さず、早めに補修を検討することで、厨房全体の使用を止めずに済むケースも多くあります。
- 長期的に見たコストと安全性のバランス
床の状態を放置してしまうと、剥がれた部分から水や汚れが下地に浸透し、さらに大きなダメージへとつながることがあります。補修の規模が大きくなると、費用も時間もかかるため、軽微なうちに対処した方が結果的にコストを抑えられることが多いです。また、滑りやすい状態や段差による転倒リスクを放置すると、安全面の問題も発生します。
- 日常点検で確認すべきポイント
厨房床のメンテナンスは、日常の点検から始まります。具体的には、床面に浮きやひび割れがないか、表面のざらつきや滑りやすさが変化していないかを確認するとよいでしょう。清掃時にいつもより汚れが落ちにくい、あるいは塗膜が薄くなっているように感じたときも、補修のサインです。異変を感じたら、信頼できる業者に状態を確認してもらうのがおすすめです。
■ 厨房床の施工で失敗しないためのポイント
厨房床の施工は、単に塗料を選ぶだけではなく、現場の状況や使用環境に合わせた工事計画が必要です。施工が不十分だと、早期に不具合が起きてしまい、かえってコストや手間が増えてしまいます。ここでは、厨房床の施工で失敗しないために押さえておきたいポイントを紹介します。
- 施工業者選びの基準
厨房床の施工は、経験のある業者に依頼することが大切です。とくに下地処理から丁寧に対応できる業者であるかどうかが、仕上がりを左右します。施工実績の多さだけでなく、厨房特有の環境に対応できる塗料や工法を把握しているかも確認しましょう。また、施工後のメンテナンス体制が整っているかどうかも、安心して任せられるかの判断基準になります。
- 現場環境に応じた工法の確認
厨房の床は、油や水、熱が混在する特殊な環境です。そのため、現場ごとに異なる課題を把握した上で、適切な工法を選ぶ必要があります。たとえば、高温洗浄が頻繁に行われる場所では、耐熱水性に優れた塗料が必要です。冷蔵設備のあるエリアでは、低温でも硬化するタイプの塗床材が適しています。現場環境に対してどのような仕様が求められるかを事前にすり合わせることが重要です。
- 施工スケジュールと業務への影響
厨房は日々稼働している場所であるため、工事による休業や動線の制限は業務に大きく影響します。施工業者との打ち合わせでは、できるだけ短期間で施工が完了できるかどうかを確認しておくと安心です。また、部分施工が可能か、営業時間外の対応ができるかなど、柔軟なスケジュール調整が可能かも事前に相談しておくと、業務への負担を軽減できます。
■ 株式会社レジンテクニカによる厨房床の剥がれ対策
厨房床の剥がれ対策には、塗料選びだけでなく、下地の状態を見極めたうえでの適切な施工が欠かせません。株式会社レジンテクニカでは、厨房のような特殊環境に対応した塗床工事を数多く手がけており、下地処理から仕上げまで一貫して自社で対応しています。ここでは、当社が実施している具体的な対応内容をご紹介します。
- 下地処理から施工まで一貫対応
当社では、既存の床を剥がす工程から下地の状態確認、必要に応じた段差の解消や研磨作業まで、すべてを自社の職人が対応しています。これにより、下地の不具合を見逃さず、その場で最適な処理が行えるため、塗膜の密着性を高め、剥がれにくい床に仕上げることができます。業務用厨房のような厳しい環境でも長持ちする塗床を実現するためには、下地処理の精度が非常に重要です。
- 厨房に適した塗料と工法の選定実績
当社では、水性硬質ウレタンや耐熱水性・抗菌性に優れた床材を厨房向けに多数採用してきた実績があります。調理や清掃で高温・多湿となる環境にも対応できる塗料を選定し、厨房ごとの条件に応じて、厚みや施工方法を調整しています。厨房全体を塗り替えるケースだけでなく、使用頻度の高い一部エリアのみを短時間で補修する工事にも柔軟に対応しています。
- 代表自ら現場対応する安心感
当社では、代表自らが施工前の打ち合わせや現場確認に足を運びます。これは、お客様の声を直接聞き、現場の状況を正確に把握したうえで最適な施工内容を提案するためです。厨房床の施工は見た目以上に環境への理解と経験が求められる分野であり、こうした姿勢が仕上がりの品質にもつながっています。施工後も継続的に状態を確認することで、長く安心して使える厨房床をご提供しています。
■ まとめ
厨房床の剥がれは、単なる経年劣化ではなく、下地処理の不備や使用環境に合わない塗料選定など、複数の要因が重なって発生することが多くあります。特に厨房のような水・油・熱にさらされる場所では、塗膜だけに頼るのではなく、下地の状態をしっかりと整えたうえで、現場に合った塗料や施工方法を選ぶことが重要です。
剥がれを未然に防ぎ、長期間安定した状態を保つためには、施工前の点検や適切なメンテナンスが欠かせません。小さなひび割れや浮きなどの初期サインを見逃さず、早めに対応することで、施工範囲を最小限に抑えることができます。
株式会社レジンテクニカでは、下地処理から仕上げまで自社で一貫対応しており、厨房という厳しい環境にも対応できる塗床工事を数多く手がけてきました。現場ごとの条件に応じた最適なご提案が可能ですので、厨房床の剥がれや塗り替えをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。 -
2025.11.26
物流倉庫での床トラブルを防ぐ!耐摩耗性の...
物流倉庫の床は、日々の業務でフォークリフトが走行したり重量物が移動されたりと、過酷な使用環境にさらされています。そのため、気づかないうちに床面が摩耗したり、ひび割れや剥がれが起きたりすることも少なくありません。床の劣化は、作業効率の低下だけでなく、事故や製品破損といったリスクにもつながります。
とくに耐摩耗性の低い床材を使っていると、数年以内に再工事が必要になるケースもあるため、初期段階で適切な塗床工事を行うことが大切です。この記事では、物流倉庫で起こりやすい床トラブルや、その原因、対策として有効な耐摩耗性塗床工事のポイントについて具体的に解説します。
◼︎物流倉庫で発生しやすい床トラブルとは
物流倉庫では日常的に人や機械が頻繁に行き来するため、床面への負荷が非常に大きくなります。特に床の素材や仕上げ方が使用環境に適していない場合、短期間で劣化が進行し、思わぬトラブルにつながることがあります。
- 床のひび割れや剥がれの原因
倉庫の床に起こるひび割れや塗膜の剥がれは、コンクリートの乾燥収縮や荷重の集中、あるいは下地処理が不十分なことが主な原因です。たとえば、塗床工事の際に旧塗膜の除去や下地の研磨をきちんと行わないまま施工してしまうと、塗料が密着せず剥離のリスクが高まります。また、荷重が一点に集中することで、塗膜に圧力がかかりひびが入りやすくなります。
- フォークリフト走行による摩耗
物流倉庫ではフォークリフトなどの車両が何度も同じルートを通行することが多いため、特定の部分が摩耗しやすくなります。特に旋回や急停止が多い箇所では、車輪の摩擦によって塗膜がすり減り、床の表面が薄くなっていきます。これを放置しておくと床面の凹凸が大きくなり、荷物や車両の安定性にも影響を及ぼします。
- 埃や粉塵の発生で作業環境が悪化
塗床が摩耗したり、ひび割れが起きたりすると、コンクリートの素地が露出して細かい粉塵が舞いやすくなります。これにより空気中の埃が増え、製品の品質管理に影響を与えたり、従業員の作業環境が悪化したりすることもあります。粉塵の発生を防ぐためには、耐摩耗性に優れた塗床材を選ぶとともに、早めの補修が欠かせません。
◼︎耐摩耗性の高い床材が必要な理由
物流倉庫の床は、日々の業務により繰り返し強い摩擦や衝撃を受け続けます。そうした環境に対応するには、単に塗装を施すだけでなく、耐摩耗性に優れた塗床材を選ぶことが不可欠です。
- 床の寿命を延ばすための基本知識
床面の耐久性が高いほど、ひび割れや剥がれなどのトラブルが起きにくくなります。とくに耐摩耗性に優れた塗床材は、車両の通行や荷物の移動による摩擦に強いため、塗装が長持ちし、再施工の頻度を抑えることができます。耐摩耗床材を選ぶことは、長期的に見て床の寿命を延ばす効果につながります。
- 物流効率と安全性への影響
摩耗が進んだ床面には段差や凹みが生じ、フォークリフトの走行が不安定になる可能性があります。また、ひび割れた床に荷物が引っかかることで、転倒や破損などのリスクも考えられます。耐摩耗性の高い床材を使用することで、こうしたトラブルを防ぎ、作業効率と安全性を維持することができます。
- メンテナンスコストの削減効果
床の劣化が進行すると、補修や再施工が必要となり、そのたびに時間と費用が発生します。しかし、初期段階で耐摩耗性の高い塗床を導入しておけば、補修の回数が減り、トータルでの維持管理コストを抑えることが可能です。とくに広い面積を持つ物流倉庫では、メンテナンス費用の差が大きく影響するため、耐摩耗性の確保は経済的にも重要なポイントとなります。
◼︎物流倉庫で選ばれる耐摩耗床材の種類
耐摩耗性を重視した塗床工事では、使用する床材の選定が非常に重要です。物流倉庫の使用環境や目的に応じて、適した材料を選ばなければ、十分な耐久性や作業性を確保することができません。
- エポキシ樹脂系塗床の特徴と用途
エポキシ樹脂は、物流倉庫や自動車整備工場などで広く使われている床材です。塗膜が硬く、耐摩耗性や耐薬品性に優れているのが特長で、フォークリフトや台車が頻繁に通るエリアでも長期間使用できます。また、色のバリエーションも豊富で、ゾーニングや安全表示などに活用されるケースもあります。ただし、衝撃にはやや弱い面があるため、下地の状態や使用環境に合わせた設計が重要です。
- 水性硬質ウレタン塗床のメリット
水性硬質ウレタンは、耐摩耗性に加えて耐熱水性、耐薬品性、難燃性といった複数の性能を備えた多機能な塗床材です。水を使用する作業環境や、温度変化が激しい場所にも適しており、食品工場や冷蔵倉庫などでも使用実績があります。さらに、施工時の臭いが少ないため、稼働中の施設でも使いやすい点も利点です。
- 樹脂モルタルによる補修と耐久性
樹脂モルタルは、下地の凹凸をならしたり、段差を解消したりする補修用途で使われることが多い素材です。セメント系モルタルと異なり、耐久性に優れ、接着力が高いため、剥がれにくい塗床下地を作ることができます。耐荷重性や耐衝撃性にも強く、重量物の移動が多いエリアや損傷の激しい箇所に適しています。塗床材の性能を十分に発揮させるためにも、樹脂モルタルによる下地の調整は欠かせません。
◼︎耐摩耗性を高める塗床工事の流れ
耐久性に優れた塗床を実現するためには、材料の選定だけでなく、施工の手順や各工程の丁寧さも非常に重要です。物流倉庫のような高負荷な環境に適した床に仕上げるために、塗床工事はどのような流れで進められるのかを見ていきましょう。
- 現場調査と床の状態確認
最初のステップは、現場で床の状態を丁寧に確認することです。既存の床にひび割れや剥がれがある場合、それを見逃したまま塗布を行うと施工後すぐにトラブルが発生する可能性があります。床面の素材、使用頻度、荷重のかかり方などを現場で確認し、それに合った塗料や施工方法を判断します。物流倉庫は業種や運用内容によって床の劣化状況が大きく異なるため、この工程が非常に重要です。
- 適切な塗料と工法の選定
現場調査で得られた情報をもとに、床材の種類や使用目的に合った塗料と施工工法を選びます。たとえば、重量物が頻繁に移動する場所には耐荷重性の高い塗料、水や薬品を扱うエリアには耐薬品性・耐水性に優れた塗料が求められます。また、作業の稼働を止められない現場では、速乾性のある材料が選ばれることもあります。塗料と工法の選択が、耐摩耗性を高めるための大きな分かれ道になります。
- 施工後の乾燥・養生期間と注意点
塗布作業が完了した後は、塗料をしっかりと乾燥させ、定着させる養生期間を設けます。この時間を十分に確保しないと、塗膜が完全に硬化せず、早期の摩耗や剥離が起きやすくなります。特に物流倉庫では、施工後すぐに車両を通行させる場面もありますが、使用開始のタイミングには慎重な判断が必要です。工期を短縮するためには、速硬化性の材料を活用するなどの工夫も行われています。
◼︎塗床工事で重要な「下地処理」とは
塗床工事において耐久性や密着性を確保するうえで欠かせないのが、施工前の「下地処理」です。たとえ高性能な塗料を使ったとしても、下地が適切に整っていなければ、その効果は十分に発揮されません。
- 研削・研磨の役割とその工程
下地処理では、まず既存の床面にある汚れや旧塗膜、油分などを除去するために、専用の機械を用いて研削や研磨を行います。これにより、塗料がしっかりと密着するための凹凸(アンカー効果)を作り出すことができます。物流倉庫のように車両や人の往来が多い場所では、床に見えない汚れや傷みが蓄積しているため、目に見えない部分の処理が施工品質に大きく影響します。
- 下地処理を怠ると起こる不具合
下地処理を十分に行わないまま塗床工事を進めると、早期の塗膜剥がれ、ひび割れ、膨れなどの不具合が起こりやすくなります。とくに高荷重がかかる物流倉庫では、塗膜への負担が大きいため、下地との密着力が確保されていないと施工後すぐにトラブルが発生するリスクがあります。再施工には時間もコストもかかるため、最初の下地処理を丁寧に行うことが結果的にもっとも効率的です。
- 自社施工による品質管理の重要性
下地処理は、施工業者の技術力や管理体制が問われる工程でもあります。たとえば、研削・研磨の仕上がりが不均一だったり、埃や油分が残ったままだと、せっかくの塗装も短期間で劣化してしまいます。株式会社レジンテクニカでは、下地処理からすべて自社で対応しているため、施工全体の品質を安定して保つことができます。工程ごとのばらつきがなく、現場に応じた丁寧な対応ができることは、大きな安心材料といえるでしょう。
◼︎物流倉庫の用途に合わせた床材選び
物流倉庫では、取り扱う商品や使用環境によって床に求められる性能が異なります。すべてのエリアに同じ床材を使うのではなく、用途や条件に応じて適切な塗料を選定することで、作業効率や耐久性、安全性が大きく向上します。
- 重荷重対応が必要なエリアの床材
大型の荷物を保管したり、フォークリフトなど重量のある車両が頻繁に通行するエリアでは、耐荷重性と耐衝撃性に優れた塗床材が必要です。エポキシ樹脂や耐摩耗床材がよく使用され、長期にわたって安定した使用が可能になります。これらの床材は圧力による変形や塗膜の割れが起こりにくく、物流倉庫のメイン通路など高負荷のかかる場所に適しています。
- 冷凍・冷蔵倉庫に求められる床性能
低温環境で使用される倉庫には、マイナス温度でも硬化・密着が可能な塗床材が必要です。たとえばMMA樹脂は、-30℃でも施工可能で、硬化も早いため、冷凍・冷蔵庫内でも使いやすい素材です。また、水分が多い環境では滑りにくさや耐熱水性も重要になるため、水性硬質ウレタンなどの塗料が使われることもあります。
- 歩行頻度の高い場所に適した床仕上げ
作業員が頻繁に歩行する通路や作業スペースでは、安全性と快適性の両立が求められます。防滑性のある仕上げや、クッション性のある素材を使うことで、転倒リスクを低減し、作業負担を軽減できます。また、埃の発生を防ぐための防塵塗装を施すことで、清掃や衛生管理のしやすさも高まります。
◼︎株式会社レジンテクニカの塗床工事が選ばれる理由
物流倉庫における塗床工事では、耐摩耗性や工期、施工後の品質に至るまで、さまざまな観点で信頼できる施工会社を選ぶことが重要です。名古屋市を中心に多様な業種の塗床工事を手がけてきた実績があり、現場の要望に柔軟に応えられる体制を整えています。
- 塗料の特徴を活かした柔軟な提案力
塗床材には、エポキシやウレタン、MMA樹脂など、それぞれ異なる特性を持つ塗料があり、使用する場所や条件によって適切な選定が求められます。耐摩耗性、耐薬品性、防滑性など用途に応じて最適な塗料を使い分けており、物流倉庫のような高負荷環境にも対応可能です。事前の打ち合わせでご希望や課題を丁寧に伺い、目的に合った素材と工法を組み合わせてご提案いたします。
- 短工期・高品質な施工の実績
倉庫や工場の運用に支障をきたさないよう、工事期間はできるだけ短く、かつ仕上がりは丁寧であることが求められます。施工経験豊富な職人が揃っており、短い工期でも高品質な施工を可能としています。現場の状況やご要望に応じて、最短で半日からの工事にも対応できる場合があり、スピードと品質を両立した施工が実現できます。
- 代表自ら現場に立つ対応力
代表自身が現場に出向き、施工前の打ち合わせから工事完了まで責任を持って対応しています。現場とのコミュニケーションを密に行うことで、細かな調整が必要な現場にも柔軟に対応可能です。また、自社施工で下地処理から仕上げまで一貫して対応しているため、品質管理が行き届き、仕上がりのばらつきが少ない点も安心材料のひとつです。
◼︎まとめ
物流倉庫の床は、日々の業務によって大きな負荷を受けるため、耐摩耗性の高い塗床工事が欠かせません。ひび割れや剥がれ、埃の発生といったトラブルを未然に防ぐには、床の使用状況に合った塗料の選定と、丁寧な施工が重要です。
特に、重荷重がかかるエリアや低温環境で使用される倉庫では、エポキシ樹脂やMMA、水性硬質ウレタンなどの性能を持つ床材を使い分けることで、長期間にわたって安全かつ清潔な床を維持することができます。また、塗床工事における下地処理の精度も耐久性を左右する要素の一つです。
株式会社レジンテクニカでは、下地処理から塗床仕上げまでを自社で一貫対応し、現場ごとの課題に応じて柔軟なご提案を行っています。
ぜひ一度ご相談ください。
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2025.11.19
滑りやすい床のままで大丈夫?防滑工事で安...
滑りやすい床のまま作業を続けていて、ヒヤッとした経験はありませんか。工場や倉庫、厨房などでは、水や油、粉塵などの影響で床が滑りやすくなることがあり、思わぬ転倒や事故につながるリスクがあります。特に、フォークリフトや作業者が頻繁に出入りする現場では、足元の安全が作業全体の効率や安心感にも関わってきます。
防滑工事は、こうした滑りのリスクを抑え、安全性を高めるための有効な手段です。床材や用途に合わせた塗料の選定や施工方法によって、滑りにくく清掃しやすい環境を整えることができます。
この記事では、防滑工事が必要とされる理由から、代表的な施工内容、現場別の注意点まで詳しくご紹介します。安全で快適な作業環境づくりの参考として、ぜひ最後までご覧ください。
◼︎滑りやすい床が引き起こすリスクとは
滑りやすい床は、日常的に現場で作業を行う方々にとって、想像以上に大きなリスクとなります。特に工場や倉庫、厨房といった水や油、粉塵などが発生しやすい現場では、足元が滑りやすくなる条件がそろいやすく、注意が必要です。防滑対策が不十分な場合、転倒事故だけでなく、生産活動の停滞や管理面での信頼低下につながることもあります。
- 作業者の転倒事故による労災
床の滑りによるリスクの中でも、最も多いのが転倒事故です。作業中に滑ってしまうと、骨折や捻挫といった怪我だけでなく、重機や工具を伴う事故につながる可能性もあります。労災につながる事例として、厚生労働省の統計でも「転倒」は毎年上位に入っており、防滑性の高い床づくりは、従業員の安全確保に直結します。
- 生産効率の低下や業務停止の可能性
転倒による怪我が発生すると、業務の一時停止や人員の再配置が必要になる場合があります。作業工程がスムーズに進まなくなれば、生産効率が下がるだけでなく、納期の遅延にもつながるかもしれません。また、怪我を防ぐために過度に慎重な動作を求められるようになれば、作業スピードの低下にも影響します。
- 来訪者や外部業者への安全配慮不足
工場や倉庫には、納品業者や点検業者など、外部の人が出入りする機会も少なくありません。その際に床が滑りやすい状態だと、来訪者の転倒事故につながり、信頼関係の悪化や責任問題に発展する恐れがあります。従業員だけでなく、訪れるすべての人にとって安全な環境であることが求められます。
◼︎防滑工事とは?基本的な考え方と仕組み
防滑工事は、床面の滑りやすさを抑えるために行う施工で、作業環境の安全性向上に直結する対策です。特に水や油、粉塵などの影響を受けやすい現場では、床材そのものに防滑性を持たせることが重要とされます。塗料や仕上げ材の選定、下地の状態を見極めた施工により、滑りにくく衛生的な床が実現できます。
- 防滑工事の目的と効果
主な目的は、転倒事故の防止と作業効率の確保です。表面に凹凸や摩擦を加えることで滑りにくい状態を作り、作業者が安心して動ける床面に仕上げます。また、汚れや水分が溜まりにくい加工を施すことで、清掃性が高まり、衛生的な状態を保ちやすくなる点も大きなメリットです。床の素材や使用環境に応じて、防滑の程度や施工方法は調整されます。
- 床材の種類と防滑性の関係
床材にはコンクリート、モルタル、タイル、長尺シートなどさまざまな種類がありますが、それぞれ滑りやすさの特性は異なります。たとえば、コンクリートは水分を含むと滑りやすくなる傾向があり、タイルは表面がツルツルしている場合が多いため、湿気や油で大きく滑るリスクがあります。防滑工事では、こうした素材の特性を踏まえて、適切な塗料や仕上げを選定することが必要です。
- 用途別に異なる防滑対策のポイント
防滑工事は現場の用途によって対策の方向性が変わります。たとえば、厨房や食品工場では水や油に強い塗料が求められ、加えて耐熱性や抗菌性がある仕上げも必要になることがあります。一方、物流倉庫や自動車関連工場では、重量物や車両が通行するため、耐摩耗性や耐衝撃性を重視した施工が求められます。このように、用途や業種に応じて防滑の仕上がりを変えることが、事故を防ぐための第一歩となります。
◼︎防滑工事が求められる代表的な現場
防滑工事はあらゆる業種の施設に必要とされるものですが、特に転倒のリスクが高い現場では欠かせない対策といえます。床に水や油が頻繁にこぼれる、重量物の運搬が多い、車両と人の動線が交差するなど、それぞれの現場環境に応じた防滑性が求められます。
- 食品工場や厨房:水・油による滑り対策
食品を扱う現場では、衛生管理の徹底とともに床の安全性も重要です。厨房や食品工場の床は、常に水分や油分にさらされる環境にあり、滑りやすくなる原因が日常的に存在しています。防滑工事では、水性硬質ウレタンや耐熱性・抗菌性を兼ね備えた塗料を用いることで、濡れた状態でも滑りにくく、清掃もしやすい床が実現できます。
- 自動車関連工場:床の摩耗と安全性の両立
自動車部品や車両そのものを扱う工場では、金属片や油汚れ、重量物の落下などによる床面の摩耗が進行しやすくなります。さらにフォークリフトや工具の使用により、滑りやすい状況も生まれやすくなります。耐摩耗性の高いエポキシ樹脂や、耐衝撃性を考慮した塗床材を使用することで、安全性と耐久性の両方を確保することが可能です。
- 倉庫・物流施設:フォークリフトと歩行者の動線確保
物流拠点や倉庫では、フォークリフトなどの車両と作業員が同じエリアを移動するため、滑りによる転倒事故は大きな問題になります。防滑工事では、車両の走行に耐えうる強度を持ちながら、作業員の足元も確保できる塗料や仕上げ方法が求められます。たとえば、樹脂モルタルを用いた塗床は段差やひび割れを解消しつつ、防滑性を備えた施工が可能です。
◼︎防滑性を高める塗料・仕上げの種類
滑りにくい床をつくるには、使用する塗料や仕上げ材の選定が非常に重要です。防滑工事では、用途や現場環境に応じて多様な塗料が使い分けられ、それぞれに異なる機能性や特性があります。
- 水性硬質ウレタンや樹脂モルタルの特性
水性硬質ウレタンは、無臭で安全性が高く、耐熱水性や抗菌性を兼ね備えた塗料です。厨房や食品工場など、衛生管理が求められる現場に適しています。施工後の表面はややザラつきがあり、濡れていても滑りにくい特性があります。
一方、樹脂モルタルは、厚みを持たせた塗布が可能で、強度と防滑性の両立が求められる倉庫や車両の出入りが多い工場などで使われます。段差の補修も兼ねた施工が可能で、下地調整と防滑を同時に行いたい場合にも適しています。
- MMAやエポキシなど現場に応じた塗料の使い分け
MMA(メチルメタクリレート)は、硬化が非常に早く、施工後1時間ほどで歩行可能になる速乾性の高さが特長です。冷蔵・冷凍施設など、低温下での作業環境にも対応できます。特に、長時間の工事が難しい現場や稼働中の施設での施工に適しています。
エポキシ系塗料は、耐衝撃性・耐薬品性に優れ、摩耗の激しい現場に強い塗膜を形成します。滑り止め用の骨材を混ぜることで、防滑性も付加されます。配送センターや整備工場など、日常的に車両が行き交う施設に多く用いられます。
- ゴムチップなど素材を活かした滑り止め対策
防滑性能を高めるためには、塗料に加えて仕上げの素材選びも重要です。たとえば、ゴムチップを用いた塗床は、柔らかく衝撃を吸収するため、人の歩行が多い通路や店舗、施設のエントランスなどで利用されることがあります。歩行感がやさしく、雨天時の滑りにも強いという特徴があります。
また、防滑性をさらに高めたい場合には、表面にザラつきを出す骨材入りの仕上げも検討されます。素材の選定により、安全性と使用感のバランスを整えることができます。
◼︎防滑工事で見落とせない下地処理の重要性
防滑工事で見落とされがちなのが、施工前の下地処理です。見た目には分かりにくい工程ですが、下地の状態が仕上がりや耐久性に大きな影響を与えるため、非常に重要なステップです。どれだけ高性能な塗料を使っても、下地が適切に整っていなければ、塗膜の剥がれや施工不良を引き起こす可能性があります。
- 下地処理が仕上がりと耐久性を左右する理由
床の表面には、油分、埃、水分、古い塗膜などが付着していることが多く、これらを取り除かずに塗装を行うと、塗料がしっかりと接着しません。適切な下地処理を施すことで、塗料と床面の密着性が高まり、滑りにくさを長期間維持できる施工につながります。逆に、下地処理を怠ると、塗料が早期に剥離したり、ムラが出てしまうリスクがあります。
- コンクリート床の劣化と再施工のリスク
古くなったコンクリート床には、微細なひび割れや表面の粉化が見られることがあります。この状態のまま防滑塗装を行っても、数年以内に剥がれや再施工が必要になることがあり、結果的にコストや工期が増える原因となります。下地の状態を適切に見極め、必要に応じて補修や研磨を行うことで、再施工のリスクを抑えることが可能です。
- 研磨・斫り作業で滑りにくい仕上げを支える
防滑性を保つには、表面に一定の粗さを持たせることが有効です。そのためには、専用機械を使った研磨や斫り(はつり)作業によって、床の表面を整えることが求められます。こうした作業は単に見た目を整えるだけでなく、塗料が安定して密着する下地を作る上で不可欠です。丁寧な下地処理を行うことで、塗装後の防滑性や仕上がりの品質が確保され、長期間にわたって安心できる床に仕上がります。
◼︎防滑工事を検討する際の注意点と選び方
防滑工事は一度施工すれば終わり、というわけではなく、現場の状況や使用頻度に合わせて、長期的に安全性を保つことが求められます。そのため、塗料の選定から施工業者の選び方まで、慎重に判断することが大切です。
- 現場の用途と動線に合わせた設計が重要
まず確認したいのは、その床がどのような使われ方をしているかという点です。たとえば、厨房のように水や油が多く発生する場所と、物流倉庫のように重量物が移動する場所とでは、必要とされる防滑性能が異なります。また、人と車両が交差するような動線がある現場では、安全な歩行エリアの視認性も考慮すべきです。こうした使い方に合わせた設計が、防滑工事の効果を高めます。
- 施工時間や業務への影響を最小限に抑えるには
防滑工事を行うには一時的に作業を止める必要がありますが、稼働中の施設では時間をかけられないケースも多く見られます。施工時間の短さも業者選定の大事な要素です。速硬化型の塗料(例:MMA)や夜間・休日対応が可能な施工体制が整っていれば、業務への影響を抑えることができます。事前に工事可能な時間帯や所要時間を相談しておくと安心です。
- 耐久性・清掃性・安全性のバランスを考慮
防滑性ばかりを重視しすぎると、清掃がしづらくなる場合があります。一方で、清掃性を重視すると、滑りやすい仕上げになることもあるため、使用環境に応じてバランスの取れた仕様を選ぶことが大切です。耐久性にも注目し、日常的な清掃や軽微な補修で長持ちする床材を選ぶことで、維持管理の手間も抑えられます。安全性・衛生面・作業効率のバランスを意識した設計が理想的です。
◼︎株式会社レジンテクニカの防滑工事の特徴
防滑工事は、安全性と耐久性を両立させるために、床の状態や使用環境に応じた施工が求められます。下地処理から仕上げまで一貫して自社で対応することで、安定した品質と柔軟な対応を実現しています。現場に合わせた塗料の選定や施工技術を活かし、工場や倉庫など多様な現場に対応してきた実績があります。
- 下地処理から一貫施工で安定した品質
防滑工事は、下地の状態を正確に見極めることから始まります。コンクリート面にひび割れや浮きがある場合は、研削・斫り・補修を行ったうえで塗床を施工します。これにより塗料の密着性が高まり、仕上がりの均一性や耐久性を保つことができます。全ての工程を自社で行うため、施工中の細かな調整や現場ごとの対応もスムーズです。
- 用途に応じた塗料の選定と技術力
塗床に使用する塗料には、水性硬質ウレタン、樹脂モルタル、エポキシ、MMAなど多様な種類があり、それぞれに特性があります。工場の稼働状況や床にかかる負荷、必要な防滑性能などを総合的に判断し、最適な塗料と仕上げを提案しています。たとえば、厨房では耐熱性と防滑性を備えた水性塗料を、物流倉庫では耐摩耗性に優れた厚膜仕様を用いるなど、現場に合わせた施工が可能です。
- 短時間施工で営業・作業への影響を軽減
時間的な制約がある現場にも対応できるよう、短期間での施工にも力を入れています。たとえば、MMA塗料を使用した場合、施工後1時間ほどで歩行が可能となるため、工場の稼働を極力止めずに施工することができます。また、夜間や休日の工事にも対応可能ですので、作業スケジュールに合わせた柔軟な施工が行えます。こうした対応力が、安全な現場づくりを支えています。
◼︎まとめ
滑りやすい床は、思わぬ事故や作業効率の低下を招く原因となります。特に食品工場や自動車関連工場、物流倉庫のように人や車両の動きが多い現場では、安全対策として防滑工事を検討することが重要です。
防滑性を高めるためには、塗料や素材の選定だけでなく、下地処理の丁寧さが仕上がりに大きく影響します。床面の状態をしっかり見極めたうえで施工することで、滑りにくく、長く使える床を実現できます。
株式会社レジンテクニカでは、下地処理から仕上げまで自社一貫施工にこだわり、現場の用途に応じた最適な塗床工事を行っています。短時間施工にも対応しておりますので、安全で快適な作業環境づくりを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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